妊娠中に水道水は体に悪いのか?

妊娠中に水道水は身体に悪いのか?

水道水は妊婦に悪いのか?

産婦人科の先生達は、赤ちゃんをお母さんから取り出す時、
羊水のにおいや状態で日頃使っているシャンプーの銘柄を当ててしまえるそうです。

お母さんが使ってるもの、飲んだもの、食べたものは全ておなかの赤ちゃんに影響します。
日本では外国と比べて水道水でもキレイだと言われていますが、
実際のところ、お母さんの身体や胎児に全く影響はないのでしょうか?

ここでは水道水の成分や身体に与える影響について調べてみました。

水道水の成分は?

水道水の中には身体に毒になるものとして、「お水を消毒するためのもの」と「水道管から溶け出したもの」が混じってしまっています。
大人になってからはそれらを口にしてもそれほど悪影響はないのですが、
体ができあがっていない胎児や繊細な妊婦さんの場合では体に悪さをしてしまうこともあるのです。

上で日本では水道水はキレイだとお話しましたが、
水道水をキレイにするための殺菌成分として塩素というものが含まれています。
この塩素はプールの消毒などにも使われている成分で、この塩素が水道水のカルキ臭さの原因になっていたり、
まれにお水の中に小さい白い浮遊物となってあらわれます。

このことから、塩素には水を消毒し、殺菌する作用があることがわかりますが、
なぜ水道水がなぜカルキ臭いのかというと、浄水場で投入された塩素が残っているためです。
これを残留塩素といい、水道水1リットルあたり、0.6~0.9mgの塩素が含まれています。

また、塩素とお水の中に含まれている有機化合物が化学反応を起こし、トリハロメタンという物質を発生させます。
トリハロメタン、という物質を聞いたことがないという方も多いでしょうが、
トリハロメタンは発がん性物質として危険な物質です。

がんの原因だけではなく、流産、肝機能や腎臓障害も引き起こす可能性があり、
アメリカの2000人の妊婦を対象に行った調査では、トリハロメタンが多く含まれている水道水を1日5杯以上飲んだ妊婦は、飲まなかった妊婦に比べ、
流産のリスクが1.8倍も高かったという調査結果があがっています。

最後に、水道管から溶け出したも塩素、トリハロメタンと同様に身体に良くありません。
古い水道管は鉛で出来ていることが多く、水道管が劣化してくると水道管の鉛が水に溶け出してしまいます。
亜鉛はミネラルの一種でもありますが、水銀と同じく体内に蓄えられてしまう性質を持っています。
とりすぎると脳細胞、細胞膜が破壊され、脳の病気や貧血になりやすくなります。

下記の表では、水道水に含まれている物質の身体に及ぼす影響についてまとめています。

成分 身体への影響
脳細胞の死滅、貧血
トリハロメタン アトピー、喘息の悪化、流産の危険性
集中力の低下、発がん性物質
塩素 アトピー、先天性疾患、
皮膚疾患、呼吸器系病気の悪化

おなかに赤ちゃんがいるお母さんが塩素の含まれている水道水を飲むと、腸内で毒素が発生し、
肝臓で分解されなかった塩素が胎盤に送られてしまいます。
そのため、毒素の入った羊水になりかねず、先天性疾患や奇形児が生まれやすくなります。

日本の水道水は外国と違い、飲むことが出来ます。しかし、その裏では飲めるようにするために、
たくさんの消毒剤を投入していることを忘れないようにしましょう。

お腹の中の胎児への影響は?

奇形児の出生率は世界○位?!

実は日本では奇形児の出生率は世界的にかなり高く、「世界2位」とされているんです。
その理由のひとつとして考えられているのが、日本人が水道水を消毒しすぎている!ということです。

つまりどういうことかというと、水を綺麗にする化学薬品を入れすぎてしまっていて、
水は綺麗になったけど人間の体がその化学薬品に負けてしまっている・・・・ということです。

昔に話題になった「サリドマイド」製品が原因での奇形児発症も化学薬品が原因でした。
水道水に含まれる塩素、消毒する際に発生するトリハロメタンも化学薬品で、
流産、死産、奇形児の原因になるといわれています。

カナダのある州の5万人以上の妊婦を調べましたが、
トリハロメタン濃度が高い地域に住んでいる妊婦の方が、トリハロメタン濃度が低い地域に住んでいる妊婦よりも、
流産のリスクが、66%も高い事を発見しました。

水道水に含まれている放射性物質「セシウム」に発がん性、不妊化あり?

2011年3月に東北大地震が起きたのはまだ記憶に新しいですが、そこで原子力発電が問題になりました。
というのも、一部の核燃料が溶融しているため、放射性物質が外に流れ出てしまっています。
それに伴い水道水にも放射性物質が含まれてしまっていて、東京の水道水には放射性物質である「セシウム」が含まれていた時期がありました。

放射性物質である「セシウム」とは不妊症、がんや白血病の原因になる放射性物質ですが、
そのセシウムが水道水に含まれていることで問題になりました。

日本のセシウムの基準は飲料水が10ベクレル未満となっていますが、福島原発の事故によって放出された放射性セシウムは15000テラベクレルといわれています。これは広島型原爆の実に170個分です。

定期的に各都道府県が水道水の放射性物質を測定し、基準値未満かどうか知らせてくれますが、不安が残りますね。

妊娠中に飲むお水はどうすればいい?

水道水にはおなかの大きなお母さん、おなかの赤ちゃんに悪い影響を与える物質が含まれていることが分かりました。
では、水道水ではなくて何を飲めばいいのでしょうか?何をのめばいいのでしょうか ?

天然水、RO水 VS 水道水!

一口に水道水お水以外のお水といっても3種類のお水があります。
その3種類というのは天然水(軟水)、天然水(硬水)、RO水の3つです。

天然水とは、その名のとおり地下化から湧き出てきたお水で、雨や雪の水が何年もかけて土層でろ過され、
湧き出てきたお水のことをいいます。
土層によってろ過されるため、地中に含まれているミネラルを含んでいることが特徴です。

一方RO水とは水道水を人工的にろ過し、不純物を取り除いてできるお水です。
品物によっては人工的にミネラル成分を追加しているものもあります。

天然水 ボトルドウォーター
軟水 硬水 RO水
特徴 日本人が飲みやすい 硬度が高いほど飲みにくい 水道水をろ過したもの

天然水とRO水の味の違いは?

天然水は地中のミネラルを含んでいるため、そのミネラルの含有量によって味が決まってきます。
市販の天然水のペットボトルにに書いてある「硬度」が味わいを決める指標になります。
硬度によってそのお水が「軟水」「硬水」に分類され、硬度が低いと軟水、高いと硬水になります。
軟水はミネラル分が低いため、味がまろやかで、くせがありません。
一方硬水は、ミネラル分が多く含まれているため、独特のくせがあります。

また、日本の天然水の源泉にあたる80%は軟水のため、日本人には軟水が好きな人が多いようです。

RO水は水道水をろ過してできたお水のため、限りなく何の混じりけもない水(純水)に近く、湯冷ましのような味がします。

妊婦さん、赤ちゃんにはミネラルの少ない天然水がオススメ!

硬水の天然水のほうがミネラルが豊富で身体に良いような気がしますが、
ミネラルが多いと腎臓に負担がかかってしまいます。
特に妊娠中のお母さんや小さい子どもはデリケートなため、
おなかを下してしまうおそれがあります。

軟水は味もまろやかでおいしく、飲みやすいので妊娠中のお母さんにオススメです。

天然水と水道水を比較すると?

天然水、水道水を比較すると原料、お水の処理方法、味に違いがあります。

天然水 水道水
原料 地下水 川の水
処理方法 土層でのろ過のため、殺菌処理のみ 塩素や化学薬品で消毒
採水地によって異なる カルキ臭い
1Lあたりの値段 約100~170円 約0.3円

水道水は前述したように、放射性物質や化学薬品が含まれています。
お水の消毒を塩素でするため、独特のカルキ臭さがあり、おいしいとはいえません。

一方、天然水は地下水を原料としているため、採水地によって味わいが楽しめます。
土層によってろ過されているので、薬品は入れず殺菌処理のみです。
しかし、1リットルあたりの価格をみると水道水よりも割高になっています。
これは、地下深くからくみ上げることで費用がどうしてもかさんでしまうためです。

味、安全性を考えると天然水に軍配があがります。
特に、妊娠中というデリケートな時期を考えると、おなかの赤ちゃんのことも考えて、
天然水を飲んでください。

まとめ

水道水には奇形児が生まれる要因や、病気を助長させてしまう原因となる「化学薬品」が含まれていますし、
放射性物質「セシウム」の脅威もまだ消えたわけではありません。

一方、天然水は自然のろ過装置である土層でろ過され、塩素を使わず消毒されます。
そのため、天然水本来の味わいを楽しめ、妊婦さんや子どもが安心しておいしくのめるお水です。

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